どうも、フォネットです!
最近、携帯会社のテレビCMなどで聞くようになった、
VoLTE(ボルテ)というサービス。
(ちなみに僕は、最初この名前を聞いた時、某車会社のポルテが出てきた)
音質が良くなるとか言われていますが、
実際にはどういったサービスで、なぜ音質が良くなるのか?
理解していない人も多いはず。
というわけで今回は、
VoLTEの音質に変化はあるのか?じっくり解説していきます!
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目次
VoLTEとは?
VoLTEとは、Voice over LTEの略で、
LTEサービスによる音声通話サービスのことです。
ここで、ざっとLTEについても復習していきましょう。
そもそもLTEって?
LTE(ロング・ターム・エボリューション)とは、
携帯電話の超高速通信サービスのことです。
日本語からすると滅茶苦茶速そうですが(笑)
今までの携帯電話の通信は、
第三世代携帯電話(3G)と言われている通信規格を使用していました。
(現に今も使用しているのですが)
その3Gの通信規格をより速く
- ダウンロード
- アップロード
出来るようになったのが、4Gと呼ばれる、LTEの存在です。
正確には3.9Gなんですけどね^^;
大体の速度は以下の通り。
3G | LTE(4G) | |
---|---|---|
速度 | 数Mbps~15Mbps | 75Mbps~100Mbps |
これはダウンロードの方ですが、
これを見ただけでも数字大きく、段違いに速いことが分かります。
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通信速度が上がって転送出来る情報量が増えた
さて、先ほどの表を見れば分かる通り、
従来の携帯電話とは比べ物にならないぐらい、通信速度が向上しました。
それによって、何が出来るようになったのか?
というと、送れる情報量が増えたのです。
これを周波数帯域の帯域幅と読んだりしますが、
要するに幅が広くなったから、流れる情報量が多くなった、
という感じの理解でいいかと思います。
例えば、細いパイプと太いパイプ、
どっちのが水が流れやすいか?と言ったら、太いパイプですよね?
情報でも同じようなことが起きていると考えれば、
分かりやすいかと。
VoLTEはカットされていた高音域も送れるようになった
さて、ここでようやくVoLTEの話です。
VoLTEでは、今までカットされていた高音域の情報を、
通信速度が向上したことにより、流せるようになりました。
ゆえに、音がクリアで聞き取りやすい通話が可能になった。
ということなのです。
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VoLTEを使用する条件
しかし、実はVoLTEはまだまだ広まっていません。
その理由は2つばかり考えられます。
- VoLTE対応でなければならない
- 別キャリアではまだ使えない
では、それぞれ見ていきましょう。
1.VoLTE対応でなければならない
現状、どちらの携帯もVoLTE対応でなければ、
この機能は使えません。
厳密に言えば、DocomoとSoftBankは両方がVoLTE対応である必要があって、
auのみ、片方がVoLTEでも可能です。
ちなみに現在、iPhoneでのVoLTE対応状況については、以下の通り。
機種 | 対応 |
---|---|
iPhone 6Plus | ○ |
iPhone 6 | ○ |
iPhone 5より前 |
× |
まだiPhone6しか使えないのが現状です。
今後、5にまで広げるかは、分かりませんね。
2.別キャリアではまだ使えない
ちなみに、VoLTEにはもうひとつ、別の問題があります。
それは、今のところ別キャリア間では使えないことです。
例えば、auとDocomoといった、
キャリアの違う携帯電話同士で電話しても、VoLTEは使えないのです。
同様に、SoftBankやDocomo、と言った組み合わせもダメです。
この辺りが実感を伴わない理由になっている気がしますね。
今後、キャリア別のVoLTEが可能になれば、
電話の音質は良くなることでしょう。
まとめ
今回はiPhoneの通話機能の音質について、
特にVoLTEについて、詳しく解説していきました!
今は実感がなくても仕方ないです^^;
なにせ、利用できる環境が極めて限定的なので…。
今後、VoLTEが普及していけば、実感できる日が来ることでしょう。