【間違い?】iPhoneが熱いと充電の減りが早いって本当?

【間違い】iPhoneが熱いと充電の減りが早いって本当? iPhoneの熱

どうも、フォネットです!

今日はiPhoneが熱い時の“充電の減り”についてです。

特に夏場にiPhoneを使用してると、簡単に本体が熱くなってしまいますよね😅

iPhoneがあまりに熱くなってくると「大丈夫かな?」って心配になることも。

スマホが熱くなるとよく言われる話に「スマホは熱を持つと充電の減りが早い」というものがあります。

この話しって、本当なのでしょうか?

今回は「iPhoneが熱いと充電の減りが早いって本当なのか?」説明していきます!

iPhoneが熱いと充電の減りが早いって本当?

結論から言うと「iPhoneが熱いと充電の減りが早い」というのは半分正解で半分不正解です。

iPhoneが熱いからと言って、充電の減りが早くなるわけではありません。

「でも・・・iPhoneが熱いと充電の減りが早い気がするんだけど?」と、これを読んでるあなたは食い気味に思ったかもしれませんね(笑)

実は、この言葉には少し「勘違い」が含まれています。

ではなぜ「iPhoneが熱いと充電の減りが早い」と言われるようになったのでしょうか?

iPhoneが熱いと「電池が劣化する」は本当。

「iPhoneが熱いと充電の減りが早い」というのは、正確には間違いです。

ですが「iPhoneが熱いと電池が劣化する」は本当です。

これはiPhoneを始めとしたスマホで使用されている「リチウムイオン電池」の特徴でもあります。

リチウムイオン電池は、リチウムイオンがマイナスからプラスへ移動することで電力を作っています。

リチウムイオン電池の仕組み

しかし、iPhoneの電池は劣化をすると、リチウムイオンが固定化されて移動できなくなります。

一般的によく言われるリチウムイオン電池の劣化は、

  • リチウムイオンの移動が出来なくなることで
  • 電力が生み出されなくなること

を言います。

iPhoneのリチウムイオン電池が高温になると、マイナス側にある素材の周りにある膜(SEI)にリチウムイオンが固定化されやすくなります。

そのため、移動できるリチウムイオンの総量が減ってしまい、電力を生み出し辛くなります。

「電力を生み出しづらくなると、どうなるのか?」というと。

iPhoneの「バッテリーの最大容量」が少なくなります。

バッテリーの最大容量が少なくなると、iPhoneの使用できる時間が減るため「充電の減りが早くなった」と感じるわけです。

 

実際に「国立研究開発法人科学技術復興機構 低炭素社会戦略センター」の実験データによると。

  • 温度が25℃の場合1年経過後でも100%近くの値を維持していましたが、
  • 温度が60℃以上の場合は80%以下にまで減少していました。

60℃って高温に感じるかもしれませんが「炎天下の中でiPhoneを使うだけ」で、60℃以上になる可能性は十分にありますからね🤔

というわけで、結論としては

「iPhoneが熱いと電池が劣化して、劣化した結果、充電の減りが早く感じるようになった」

ということですね🤓

iPhoneが熱くなって充電の減りが早くなったと感じるときの対策

iPhoneの充電池は、熱くなることで劣化しやすくなりますので、温めないようにしましょう。

具体的な方法を箇条書きであげると、以下の内容となります。

  • iPhoneケースを変える(通気性の良いもの・ヒートシンク付き)
  • 気温の高いところをできるだけ避ける(木陰に移動する・カバンの中にしまう)
  • 室温を涼しく保つ
  • 扇風機等の気温差の少ない外気を当てる
  • CPUの使うゲーム等を炎天下で行わない
  • 充電はiPhoneの熱が冷めてきてから行う

こういったことを日頃心がけることが大切です。

iPhoneケースについては以下の記事を御覧ください。

→iPhoneの熱対策ケースでおすすめは?

 

また、すでにiPhoneの電池がかなり消耗してしまっている場合は、電池の交換を行いましょう。

iOS11.3以降のiPhoneでは、設定画面からiPhoneの「バッテリーの最大容量」が確認できます。

最大容量の確認方法は・・・iPhoneのホーム画面から

  • 「設定」をタップ
  • 「バッテリー」をタップ

iPhoneのバッテリー最大容量の確認方法01

  • 「バッテリーの状態」をタップ
  • 「最大容量」の項目を確認。

iPhoneのバッテリー最大容量の確認方法02

目安としては、85%を切ってくるとそろそろ替え時かなーって思うくらいです。

バッテリーの交換は正規修理店でも修理できます。

また、すぐに交換が必要な場合は、非正規修理店でも総務省の認可がある修理店を選ぶと良いです。

バッテリーの交換方法はこちらの記事を参照!

まとめ

今回は「iPhoneが熱いと充電の減りが早いって本当なのか?」について、書いていきました。

iPhoneが熱いと充電の減りが早いって噂は、正確には誤りです。

正確には「iPhoneが熱いと電池が劣化して“満充電”出来る量が減る」。

もしくは「(iPhoneが熱かった結果、電池が劣化して)充電の減りが早い」ということですね😊

ちなみに、iPhoneのバッテリーの劣化を防ぐには「最適な温度を保つよう心がけること」で、長持ちします。

詳しくは、以前僕が書いた記事で

  • 「iPhoneを熱くなる原因と対策」
  • 「iPhoneが熱くなった時の安全で正しい冷やし方」

ついて、具体的な対策と冷やし方について解説しています。

「少しでも大切なiPhoneを長持ちさせて使いたい」と思う場合は、ぜひチェックしてみてください。

それでは!

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