どうも、フォネットです!
ご家庭でスマホを使用する際、Wi-Fi接続をすると家の通信を使用してiPhoneを使えるため、パケット通信量を節約できるのです。
そこで「iPhoneをWi-Fi接続しよう!」と思い立つ人も、多いと思うのですが…。
正直、
- モデムって何?
- 無線LANルーターって何?
という状況では、さすがに接続どころの話ではありません^^;
というわけで、今回から2回に分けて、Wi-Fi周りの通信の基礎をできるだけ分かりやすく書いていきます。
モデムと無線LANルーターの違いを分かりやすく書いてみた
まずはネット通信の構造を理解するために、以下の2つの用語を覚えましょう。
- モデム
- 無線LANルーター(≒Wi-Fi)
この2つのものについて、それぞれ説明していきます!
モデムとは?
モデムとは、アナログ信号とデジタル信号を、相互に変換する機械のことです。
ナンノコッチャさっぱり分からないですよね^^;
でも、この一文を理解するために、今から詳しく説明します!
なんでそんな信号の変換が必要なの?
まずは「なぜそんな変換が必要なのか?」というところからですね。
パソコンのデータは、一般的にデジタル信号を使用しています。
しかし、インターネットへ回線を通して情報を電波に載せる際にそのままの信号で飛ばしてしまうと、データにひずみが入ってしまい、データそのものが破損してしまいます。
そこで、パソコンから出てきたデジタル信号を遠くに届けるためには『搬送波(はんそうは)』と呼ばれる、情報を遠くに届けるための波に変換して、流す必要があります。
この時に、遠くへ届けるための波(搬送波)が、アナログ信号となるため、一旦アナログ信号へと変調する必要が出てきます。
その際に必要になるのが、モデムなんです。
画像を使って説明すると、以下のような感じになります。
モデムは、インターネットにある情報を、変調・復調を両方行なってくれる機器なのです。
- 変調:デジタル信号から搬送波用のアナログ信号に変調すること
- 復調:搬送波用のアナログ信号からデジタル信号へ復調すること
また、光回線にもモデムと同様の「ONU」という機器が存在しますが、機能は基本的に一緒です。
ただ光回線の場合は、先ほど説明した搬送波が「光信号」になって、それを変調・復調してデジタル信号に戻しています。
ルーターとは?
さて、先程までのお話で「モデムの役割」が分かったかと思います。
しかし、モデムだけだと1つの端末しかネット通信できません。
(無線LANルーター付きのモデムがあったりするので、その限りではないのですが…)。
そこで登場するのが、ルーターです。
ルーターとは、複数台のネットワークと端末を繋ぐことが出来る、通信機器のことです。
このモデムとルーターを繋ぎあわせて使用することで、
- パソコン
- タブレット端末(iPad等)
- スマートフォン(iPhone等)
…など、こういった複数の端末に、繋ぐことができるようになるのです。
さて、ここまでは大丈夫でしょうか?
もう一度、画像で1枚にまとめてみます。
要するに
- モデムがあって、
- 無線LANルーターがあって、
- 無線で色んな端末同士が繋がっている
…ということです。
まとめ
今回はモデムと無線LANルーターの違いについて、分かりやすく書いてきました。
- モデムはデジタル・アナログ信号を変調・復調する装置
- ルーターはネット通信を複数の端末に繋ぐ装置
ということでしたね。
次回はiPhoneでWi-Fiを繋げる方法について、説明していきたいと思います。
コメント
解りやすい解説有り難うございます。(^_^;)パソコン初心者クラスの私でも解りやすかったです。
モデムにルーター機能の付いたのを使用してますが、モデムを無線LAN仕様の物に取り替えるには、500円アップとの事なので、どうしようか心配していた所です。
今は、LANカードを使って無線をしてますが、取り替えるとどうしてもオプション扱いになるとのこと。
ルーターも今ではそれなりに手頃な価格であるので、今のカードが駄目になった場合、ルーター増設を考えてます。(^_^)(ホントは基本的にLANカードもレンタルで480円でした。苦笑)
iPhoneとかは無いですが、タブレット端末が二つあるので。