【解説】大手キャリアから格安SIMの乗り換え全手順と注意点まとめ

【解説】大手キャリアから格安SIMの乗り換え全手順と注意点まとめ iPhoneでの格安SIMの選び方

どうも、フォネットです!

「大手キャリアから格安SIMに乗り換えたい!」

この記事を読んでいるあなたは、そんな風に思ってこの記事を訪れたのかもしれません。

今回はそんな「格安SIMに乗り換えるまでに“必要となる手順”“必要なもの”について、始めてでも分かりやすく解説していきます!

(実際に筆者自身、過去にオンラインで「大手キャリア」から「格安SIM」に乗り換えた際に必要なものをまとめています)

格安SIMに乗り換える場合、事前に用意しておく必要なものは「以下の4つ(3つ)」になります。

1.端末の用意(端末セットで購入の場合は不要)

まずは「端末の用意」です。

格安SIMや大手キャリアの格安プランのみを申し込みの場合は、主に2種類の方法で端末を用意します。

端末を用意する2種類の方法
  1. 今使用しているスマホを使用する
  2. 新しく端末を購入する

この2種類の方法です。

端末の購入方法については、以下の2通りの方法があります。

  • SIMフリー端末を購入する(Apple公式等)
  • 中古販売店で購入する(前のロック解除の有無に注意)

といった方法があります。

ここでは、乗り換える際に最も困りやすい「大手キャリアから格安SIMに乗り換える際のSIMロック解除」について触れていきます。

端末購入の方法については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合は端末のSIMロック解除をする

大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合、端末をそのまま使用したいのであれば、SIMロックを解除する方が良いです。

理由はいくつかあるのですが、一番大きい理由は「他社回線で使用できないから」です。

例えば、Docomoで契約していた回線の携帯を、UQモバイル(au回線)で使用した場合、ロックが掛かって使用できません。

また、過去に一部の携帯では同じ回線でも使用できず、利用制限がある場合がありました。

そういった理由もあって、出来ればSIMロックは解除しておいたほうが安心して格安SIMに乗り換えることが出来るため「SIMロックは解除するほうが良い」と言えます。

SIMロックの解除方法は、大きく分けて2つあります。

SIMロックの解除方法
  1. キャリアの実店舗でSIMロックの解除を依頼をする(手数料3,000円)
  2. 各キャリアのウェブサイトからオンラインでSIMロックの解除(無料)

今使用しているスマートフォンを各店舗に持っていけば、SIMロックを解除してくれますが、その場合は手数料として3,000円が掛かります。

SIMロックを解除するには、オンラインでのSIMロック解除がオススメです。

なぜなら、解除方法のところにも書いたとおり、オンラインでのSIMロック解除では手数料が掛かりません。

少々手間が掛かるようにも思いますが、手続自体は10分以内(早ければ5分)で完了できます。

今回は出来る限り分かりやすく記述していきますので、順を追って読み進めながら、解除して頂ければと思います😊

端末の製造番号(IMEI)を確認する

 

電話アプリでのIMEIの調べ方01

まずは、端末の製造番号(IMEI)を確認しましょう。

「端末の製造番号(IMEI)」の確認方法
  • iPhoneの場合:「設定」→「一般」→「情報」→「製造番号(IMEI)」を確認
  • Androidの場合:「設定」→「システム」→ 「端末情報」→「製造番号(IMEI)」を確認
  • 電話アプリでの方法:「*#06#」と入力すると画面に「製造番号(IMEI)」が表示される

一番簡単な方法は、電話アプリで「*#06#」と入力する方法になります。

解除時間と完了後の「解除コード」に注意

SIMロックの解除の前に、解除時間を確認しましょう。

携帯大手3社とも「9:00 ~ 21:00」にSIMロックの解除ができます。

この時間で行うようにしましょう。

また、スマホによっては解除後に「解除コード」が表示される場合があります。

この「解除コード」は他社のSIMを入れて起動した際に「解除コード入力画面」で必要になるため、必ずメモをとるようにしましょう。

SIMロック解除で気をつける2つのこと
  1. SIMロック解除は「9:00 ~ 21:00」に行うこと
  2. 完了後の「解除コード」は必ずメモすること(スマホによっては表示されませんが、その場合は必要ないのでご安心を)

大手キャリア(Docomo・au・Softbank)端末のSIMロック解除


DocomoのSIMロック解除条件
  1. SIMロック解除の対応機種であること※
  2. ネットワーク制限・おまかせロックなどの各種ロックが掛かっていないこと
  3. 購入日から100日以上が経過していること

※以下、公式サイトから対応機種が確認できます。

以上の条件をクリアしていれば、SIMロックの解除が可能です。

ドコモではウェブページが用意されているので、それを先に貼っておきますね。

→SIMロック解除について|ドコモオンラインショップ

ちなみに、Docomoでは2019年2月から「Docomoで販売されていた中古端末」でも、SIMロックの解除が可能となりました。

では、SIMロックの解除手順について、細かく説明していきますね😊

DocomoのSIMロック解除手順
  1. My docomoにログインする
  2. 左上の三本線をクリック(タップ)してメニューを開く
  3. 「サービス一覧」を選択
  4. 「SIMロック解除」の欄にある「パソコン/スマホ共通」をクリック(タップ)
  5. 「IMEI(端末の製造番号)」を入力
  6. 「SIMロック解除を申し込む」「SIMロック解除の注意事項に同意する」にそれぞれチェックを入れる
  7. 「次へ」をクリック(タップ)
  8. 「手続きを完了する」をクリック(タップ)すると、SIMロック解除の申し込み手続きが完了
  9. スマートフォンの場合「解除コード」が発行される。(解除コードは、他社SIMカード挿入時に必要ですので、メモしておきましょう。)

auのSIMロック解除条件
  1. SIMロック解除の対応機種であること※
  2. 購入当日が1日目からカウントして、機種を購入してから101日目以降であること
  3. ネットワーク利用制限中でないこと(利用制限の確認はこちら)

※以下、公式サイトから対応機種が確認できます。
SIMロック解除が可能なau携帯電話|au公式

現在、auでは「中古スマホ」や「解約済みのスマホ」に関しても、SIMロックは解除できるようです(ネット上の情報を見ると、何度か解除できたり、できなかったりを繰り返したようです)。

auのSIMロック解除手順
  1. au公式サイト「SIMロック解除のお手続き」をクリックする
  2. そのページから「My au」にログインする
  3. SIMロックを解除したい端末の「電話番号を選択」する
  4. 暗証番号を入力する(契約時に決めた4桁の暗証番号です)※1
  5. 「SIMロック解除のお手続き ご注意事項」内の「IMEI」が同じか確認しておくこと
  6. 確認したら「左上のチェックボックス」にチェックを入れる
  7. 一番下の「次へ」をクリック(タップ)
  8. 「解約の理由」を選択
  9. 「この内容で申し込む」をクリック(タップ)して完了

※1:忘れた場合はこちらから再設定しましょう(au ID・パスワードを忘れた方)


ソフトバンクのSIMロック解除条件
  1. 2015年5月以降のSIMロック解除の対応機種であること※
  2. 機種購入日から101日目以降であること
  3. 契約者本人が購入した端末であること(中古端末は「Softbankショップ」に来店する必要がある)
  4. 各種の機能制限やネットワーク利用制限がかかっていないこと(利用制限の確認はこちら)

※以下、公式サイトから対応機種が確認できます。
SIMロック解除が可能なSoftbank携帯電話|Softbank公式

なお、2015年4月までに発売された端末のSIMロック解除は「Softbankショップ」に来店する必要があります。

ソフトバンク端末のSIMロック解除をするための手順
  1. 「端末の製造番号(IMEI)」を確認※
  2. My SoftBankにログインする
  3. 「IMEI番号」を入力して「次へ」をタップ
  4. 「解除手続きをする」をタップ

参考:[My SoftBank]SIMロック解除の手続き方法を教えてください|ソフトバンク公式

サブブランドのSIMロック解除方法

サブブランドの解除方法も、サイトに載っていますので、リンク先を書いておきますね!

→【UQモバイル】公式サイトで「SIMロック解除」をみる

→【Ymobile】公式サイトで「SIMロック解除」をみる

2.MNP予約番号を発行してもらう

携帯電話の番号を引き継ぐ場合、MNP予約番号が必要になります。

機種変更の場合も携帯電話の番号を引き継ぐ場合、これは必要な手順となります。(電話番号を新しい番号にする場合は、ここも読み飛ばして「契約に必要な本人確認書類を用意」へ移動しましょう)

現在契約している携帯回線に、MNP予約番号を発行するようにしましょう。

格安SIMの購入前に必ず

  • 対象となる電話番号
  • 予約番号
  • 有効期限

この3つが必要になりますので「予約番号」「有効期限」は入力できるようメモしておきましょう。

MNPに掛かるそれぞれの所要時間は、以下の通りです。

MNPに掛かる所要時間
  • 電話:7分
  • ウェブサイト:7分
  • 店舗:30分~1時間

個人的には「電話での対応」が比較的簡単なため、オススメです。

なお、MNP予約番号の発行自体は何度でも行うことができ、料金も掛かりません。

有効期限 取得日含めて15日(日付はメモすること)
手数料・費用 予約自体は0円(転出手数料で約3,000円)
備考 MNP予約番号を発行しただけでは解約になりません。(新しく契約した携帯会社で利用開始時に解約になる)

MNPの移行先の事業者で手続完了と同時に解約となるため、中旬の発行がおすすめです。

(大手キャリアの場合、月初になるとその月の支払いも払うため)

また、MNPはSIMが届き、手続きしてから数時間程度で終了します。

格安SIMのMNP手続きも届いてから手続きができるため、格安SIM自体の契約は「月末の1週間前~2週間前」に済ませると良いでしょう。

大手キャリア(Docomo・au・Softbank)のMNP予約番号を発行する方法


 

利用方法 MNP予約番号受付窓口 受付時間
携帯電話 151 9:00~21:00
一般電話 0120-800-000 9:00~21:00
パソコン 「My docomoサービス一覧」→「各種お申込・お手続き一覧」→「ご契約内容確認・変更」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」から取得 9:00~21:30
ドコモショップ ドコモショップにて対応 各店舗により異なります

 

利用方法 MNP予約番号受付窓口 受付時間
携帯電話/一般電話 0077-75470 9:00~20:00
WEB(My au) 「My au」にログイン → 画面上部「スマートフォン・携帯電話」 → ご契約内容/手続き お問い合わせ/お手続き → MNPご予約 9:00~20:00
EZWeb トップより「auお客さまサポート」→「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)」→ 暗証番号を入力 → MNP予約番号が表示 9:00~21:30
auショップ/PitPit各店(オフライン) auショップ/PitPit各店 各店舗により異なります

 

利用方法 MNP予約番号受付窓口 受付時間
携帯電話
  • *5533(ソフトバンク携帯電話)
  • 0800-100-5533(無料)
9:00~20:00
My SoftBank 「MySoftbank」にログイン→「設定・申込」→「契約者情報の変更」→「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」→「番号ポータビリティ(MNP)予約(予約番号の発行)」→MNP予約番号が発行 9:00~21:30
ソフトバンクショップ ソフトバンクショップ各店 各店舗により異なります

3.契約に必要な本人確認書類を用意する

端末を用意し、MNP予約番号を発行したら、早速申し込みを行いましょう。

申込みを行う際に必要なものは「本人確認書類」です。

ネットでお申し込みをする場合、本人確認書類をアップロードする必要があります。

格安SIMによって必要な書類は多少違いますが、おおよそ以下の書類であることが多いです。

契約に必要になる本人確認書類
  • 運転免許証
  • 個人番号カード
  • パスポート
  • 健康保険証(補助書類が必要な場合あり)
  • 身体障がい者手帳

今回は一通り見て一番細かく規定されている「Ymobile」に合わせて記載します。

NGとなる本人確認書類の写真

本人確認書類を撮影する前に、まずは本人確認書類の写真の注意事項です。

本人確認書類でよくNGとなる理由が、以下の3つです。

本人確認書類でNGとなる3つの理由
  1. 光の反射や影で一部が見えない
  2. 手ブレでぼやけてしまっている
  3. 撮影書類が小さくて読めない

この3つに当てはまらないよう、注意して撮影しましょう。

具体的には以下の4つのポイントに気をつけて撮影すると、1回で本人確認書類で失敗せずに通ります。

撮影の4つのポイント
  1. タップして本人確認書類にピントを合わせる
  2. フラッシュは焚かない(光が反射しやすいため)
  3. できるだけ影にならないようにする
  4. 正面から撮影する

あとは、普通の部屋の明るさで床やテーブルの上において撮影すれば、問題なく撮影することが出来ます。

多少の光が入る分には構いませんが、確認する必要のある「名前」「生年月日」「住所」「有効期限」等は反射で遮らないよう注意してください。

Ymobileの場合、加工もNGとなるため、注意が必要です。

ここからは、使用できる「本人確認書類」を順に上げていきます。

なお、今回は基準が最も厳しいと思われる「Y!mobile」の基準に沿ってご説明します。

ただし、ほとんどの格安SIM業者は今回紹介する条件より緩いところが多いので、必ず確認してから登録するようにしましょう。

(逆に言えば、今回の条件さえ守れば必ず通ると言えます)

契約に必要な本人確認書類一覧


運転免許証01

基本的に運転免許証は「裏面に記載がある場合は裏面の画像もアップロード」となっているところが多いです。

一応2枚に分けて撮影し、表面裏面の両方を準備しましょう。

Ymobileの場合は裏面も合わせて表示の上、臓器提供の部分をマスキングする(隠す)必要があります。

とりあえずこの方法に合わせて行えば、問題ないかと思います。


パスポート

パスポートの場合は、顔写真の部分の写真と、所持人記入欄2枚の写真が必要になります。

また、Ymobileの場合は「性別」の部分を隠して撮影・提出するようお願いします。


 

マイナンバーカード

マイナンバーカードは、基本的に表面のみでOKです。

また、Ymobileでは「性別」「臓器提供意思表示」の2ヶ所を隠す必要があります。

 

ちなみに、マイナンバーカードが届いた時に付いているプラスチックのカードケースを利用すると、隠れるようになっています。


健康保険証はマスキングする(隠す)部分も多く、補助書類が必要なところも多いため、面倒な事が多いです。

出来れば他のカードで書類を提出することをオススメします。

さて、Ymobileの場合は、表面の以下を隠します。

健康保険証で隠すポイント
  • 「記号・番号」「枝番(記載のある場合のみ)」
  • 「性別」
  • 「保険者番号」
  • 「QRコード(記載のある場合のみ)」
  • 裏面「臓器提供欄」

画像にすると上記の通りです。

補助書類

補助書類に関しては、以下の2種類の場合がほとんどです。

  • 公共料金領収書
  • 住民票

また、補助書類の場合は

  1. 発行日が3ヶ月以内のもの
  2. 現住所が記載されていること

この条件を満たしたものの場合が多いので、しっかりと発行日と現住所の記載を確認してください。


公共料金領収書

本人支払いに限りますが、公共料金領収書も補助書類として使用できます。


 

住民票01

住民票は、健康保険証(+学生証や社員証など)を持っていった上で、窓口へ提出すると発行できます。

なお、Ymobileでは「マイナンバー」「本籍地」「性別」の3箇所を紙などでマスキングする(隠す)必要があります。

4.支払いに使用できるクレジットカードを用意する

 

支払いに使用できるクレジットカードを用意する

格安SIMの契約をするために、支払いが出来るクレジットカードを用意する必要があります。

なぜなら、格安SIMでは基本的にクレジットカードでの支払いが標準だからです。

一応口座振替やデビットカード使用可能な場所もありますが・・・。

今のところあまり制限がない格安SIMは、楽天モバイルとなっているため、クレジットカードの準備をする必要があると思ったほうが良いでしょう。

まとめ

今回は格安SIMで必要な手順について、順を追って説明していきました!

これで確実に格安SIMをオンライン上で契約することが出来ます😊

(実際に筆者自身がオンラインで大手キャリアから格安SIMに乗り換えた際に必要なものをまとめています)

この記事で格安SIMの乗り換えがスムーズに行けるよう、願っています。

それでは😊

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