【iPhoneクリップボードの履歴は残る?】行方とおすすめ履歴アプリ

【iPhoneクリップボードの履歴は残る】行方とおすすめ履歴アプリ iPhoneのクリップボード

iPhoneでコピーした文章や画像を貼り付けることが出来る、クリップボード機能。

PCの時代からありましたが、スマホでもあると、とても便利で使いやすい機能ですよね😊

 

しかし、便利なクリップボード機能を多用してると、思わぬミスが発生します。

例えば「大切な文章をコピーした後に、後日別の文章を上書きしてコピーをしてしまった」といったことが、その一例です。

こういうとき、前のコピー内容を復元したいと、歯がゆい気持ちになりますよね。

今回は

  • iPhoneのクリップボードのコピー履歴をさかのぼることが出来るのか?
  • 履歴付きのクリップボードアプリを入れるとどんな感じか?

といった内容について、順を追って説明していきます。

iPhoneのクリップボード履歴の復元は出来ない

まずはじめに、残念なお知らせをしなければなりません。

素のままのiPhoneの場合、過去のコピーの履歴を復元することは、残念ながら出来ません。

「iPhoneのクリップボードの開き方・使い方を紹介!!」の記事でも書きましたが、iPhoneの場合は別の文字や画像をクリップボードにコピーした場合、前のコピー内容は削除されてしまいます。

 

しかし、今からコピーした履歴をちゃんとさかのぼれるように、対策を打つことは出来ます。

例えば標準のiPhoneであれば、コピーをしたら上書きされ、今までのクリップボードの中身は消え去ってしまいます。

そこで履歴が残るアプリやショートカットを導入すると、クリップボードの履歴が残るため、おすすめな手段になります。

iPhoneのクリップボード履歴が残るアプリ

「履歴を残しておきたい」というシチュエーションにおいて、iPhoneのクリップボード履歴アプリのおすすめは「コピペ+」か「コピカンLite」になるかと思います。

コピペ+ 〜ウィジェットで簡単コピペ〜

コピペ+ ウィジェットで簡単コピペ

「コピペ+」は、シンプルなデザインのアプリで、コピーした内容の履歴から再コピー出来るアプリ。

 

履歴の残るシンプルなデザインの【コピペ+】

履歴もこの通り、コピーした内容がスクロール出来るほど履歴として保存されます。

また、画像のクリップボードコピーも、コピペ+では出来ます。

画像のクリップボードコピーの場合は、クリップボードにコピーした画像URLが保存されます。

→コピペ+ 〜ウィジェットで簡単コピペ〜

コピカンLite

こちらもコピーしたクリップボードの内容が、アプリ内で保存されます。

また、コピーした履歴には時間が付きますので、いつ保存した内容かを確認するのに便利です。

履歴時間の残るクリップボードアプリ【コピカンLite】

一方で、こちらのクリップボードアプリは画像のクリップボードコピー時のurlは残りません。

また、ウィジェット機能が無いので不便さは拭えません。

ただ、コピカンLiteの場合はフォルダ分けが出来るため、コピーした内容をまとめておくのにはとても便利です。

履歴の残るクリップボードアプリ【コピカンLite】フォルダ分け

この点は好みが分かれそうな部分ですね。

→コピカンLite

クリップボードを使ったショートカットで履歴を残して閲覧する

iPhoneのショートカット機能を使って、クリップボードの機能を便利に拡張することが出来ます。

アプリを開くより手軽にクリップボードの履歴が残せるので、おすすめの手段です。

今回はこちらの作者さんのショートカットをお借りします。

クリップボードのショートカットに使う以下の2つの「ショートカット」を追加する必要があります。

  1. クリップボードへ追加(タップしてショートカット入手)
  2. クリップボードマネージャー(タップしてショートカット入手)

それぞれのショートカットの内容を説明すると、

  • 「クリップボードへ追加」はコピーしたテキストを「クリップボードリスト」に記録するためのショートカットになります。
  • 「クリップボードマネージャー」は、保存した「クリップボードリスト」内にあるテキストを、クリップボードにコピーすることが出来るショートカットです。

ちなみに「クリップボードへ追加」は無くても、「クリップボードマネージャー」さえあれば、機能します(実験済み)。

ただし「クリップボードマネージャー」だけの場合は、コピーした際に毎度「クリップボードマネージャー」を開く必要があります。

クリップボードを使ったショートカットの使い方

まずは下記リンクからショートカットをそれぞれ追加します。

  1. クリップボードへ追加(タップしてショートカット入手)
  2. クリップボードマネージャー(タップしてショートカット入手)

ショートカットアプリを開いてショートカットが追加されていたらOKです。

クリップボードのショートカットが保存されていることを確認 (1)クリップボードのショートカットが保存されていることを確認 (2)

次に背面タップ機能を使って、ショートカットをすぐ開けるように調整します。

iPhoneのホーム画面から「設定」をタップ。

「アクセシビリティ」をタップします。

「設定」をタップクリップボードを使ったショートカットの使い方(1

『身体機能および操作』の項目の「タッチ」をタップ

画面下までスクロールしたところにある「背面タップ」をタップします。

クリップボードを使ったショートカットの使い方(2クリップボードを使ったショートカットの使い方(3

「ダブルタップ(もしくはトリプルタップ)」をタップします。

一番下までスクロールして『ショートカット』の項目から、先ほど追加した「クリップボードへ追加」をタップしてチェックマークをつけます。

クリップボードを使ったショートカットの使い方(4背面タップにクリップボードへ追加を選択

トリプルタップの方も同様に選択して、クリップボードマネージャーを追加してください。

背面タップのトリプルタップにショートカットを追加 (1)背面タップのトリプルタップにショートカットを追加 (2)

おすすめされている使い方は、

  • 「クリップボードへ追加」をダブルタップに設定(コピーした際にダブルタップをして「クリップボードリスト」に内容を保存する)
  • 「クリップボードマネージャー」をトリプルタップに設定(使う際にトリプルタップしてクリップボードリストを呼び出して選択コピーする)

という使い方をされている方が多いです。

これでiPhoneの背面をトントンするだけで、クリップボードを履歴に入れたり、履歴を閲覧できるようになります!

試しに「トントン」と軽く叩いてみましょう。

iPhoneの背面タップでスクリーンショットを撮影する

クリップボードマネージャーを3回トントンして開くと、このようにコピーした内容が一覧で表示されます。

ちなみに、初めてだと以下のようなプライバシーの画面が表示されるかと思いますが、常に許可を選択します。

(クリップボードのリスト自体は、iCloud内にある「Shortcuts」フォルダ内に保存されます)

背面タップでクリップボードショートカットを確認する (2)背面タップでクリップボードショートカットを確認する (1)

これで、クリップボードを使ったショートカットで履歴を残して閲覧する事ができましたね!

クリップボードを使ったショートカットの設定手順まとめ
  1. 「設定」をタップ
  2. 「アクセシビリティ」をタップ
  3. 「タッチ」をタップ
  4. 「背面タップ」をタップ
  5. 「クリップボードへ追加」をダブルタップに設定
  6. 「クリップボードマネージャー」をトリプルタップに設定

クリップボードアプリやショートカットの履歴の弱点

他のサイトでは書かれていませんが、こういった履歴の残るクリップボードアプリやショートカットにも弱点はあります。

それは、クリップボードの履歴が残る条件として「アプリを起動する必要(もしくはウィジェット機能の閲覧)」があることです。

(ショートカットについても同様で、背面タップが必要になります)

「履歴を残したい!」と強く思っていない限りは、中々アプリを起動することがありません。

基本的に履歴をさかのぼりたいと思っている人は、アプリが入っていたら勝手に履歴が残るようにしたいはずです。

 

僕自身もiPhoneを使ってて、クリップボードをさかのぼって復元したいなと思ったとき、どういう行動をとっていたかと思い返してみると・・・。

コピーし終えたあと「あ、そういえばあの時コピーしたのはどんな文面だったっけ?」と思い出した後になります。

それでは遅いのです😧

なんとか履歴が勝手に残るよう、オートメーション化する方法を探してみたのですが、見つからず・・・。

というわけで、今のところ「コピーしたらクリップボードのアプリを開く(ウィジェットを開く)」という習慣に頼るほかありません。

また、クリップボードの履歴をショートカットで追加する方法は保存しやすいものの、編集が出来ないデメリットもあります。

一応同じ機能で編集が出来るショートカットもあるのですが、その分コピペする際の工程が多くなるため、使い勝手が悪くなります。

  1. Clipper(クリップボードへ追加と同じ機能)
  2. Clipboard Manager(編集機能付きファイルクリップボードマネージャー)

出典:地味に便利なiOSショートカット iOS – Qiita

どちらを選択するかはその人次第といったところです。

まとめ

今回はiPhoneのクリップボードと履歴について、詳しく説明しました。

個人的には習慣化に頼るとすれば

  • アプリやショートカットを入れるか
  • アプリを嫌がる場合はメールの下書きやメモ帳などにコピペするか

このどちらかに分かれる気がします。

個人的な使用感では、アプリやショートカットを入れた方が処理の回数が減るため(クリップボードのアプリを起動するだけなので)、数秒の手間で終わります。

特に「コピペ+」はウィジェットに登録しておけば、ウィジェットを開くだけで更新されるため、非常に便利です。

また、ショートカットも一度設定してしまえば更に手頃に行うことが出来ます。

忘れないうちに開くように、習慣づけて置くと良いでしょう。

それでは!

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