どうも、フォネットです!
iPhoneや携帯電話を探している際に、たまに見かける表記として「ネットワーク利用制限△」という表記を見かけます。
このネットワーク利用制限とは、どういったものなのでしょうか?
この記事では
- ネットワーク利用制限とは?
- ネットワーク利用制限が掛かる4つの原因
- ネットワーク利用制限△の状態とは?
- ネットワーク利用制限△のメリット・デメリット
について、順番に解説していきます!
ネットワーク利用制限が掛かる4つの原因
iPhoneなどに限らず、携帯電話の端末に対して不正に利用・契約している携帯電話には、キャリア側はネットワーク利用制限を掛けることができます。
普通に使用していれば不正利用することは無いと思いますが、それでも中古の携帯電話を購入すると、ネットワーク利用制限が掛かることがあります。
これはどういうことなのか?というと、いくつか原因が考えられます。
大手キャリアが個人の携帯電話にネットワーク利用制限を掛ける理由は、主に以下の4通りが存在します。
- 盗難や詐欺等の犯罪行為、その他法令に違反する行為(携帯電話不正利用防止法違反、文書偽造等)により不正に携帯を取得された場合
- 申込書の記入内容に虚偽の内容が記載されている場合(氏名・住居・生年月日等)
- 契約の際の申込書に記入された連絡先に会社からの郵便物が届かない場合(請求書等)
- 代金債務(分割支払金など)の履行がなされていない場合
この内容を読み解いていくと、いくつかネットワーク利用制限が掛かる理由が見えてきます。
ネットワーク利用制限が掛かる理由について、紹介していきますね。
まず1つ目は「盗難や書類偽造されて得た携帯電話」の場合です。
とはいえ、普通に過ごしていれば他人の携帯電話を盗むことは無いと思います。
ですが例えば、あいだにネットのオークションを通したらどうでしょうか?
実はこの「ネットオークションで購入したiPhone」が盗難されたものだったとしたら。
本人確認書類が偽造されたiPhoneだったとしたら。
・・・じつはこれらのiPhoneは、ネットワーク利用制限が掛かる可能性があります😓
実際にソフトバンクの注意喚起の欄にも、過去にネットオークションで盗難や文書偽造で購入されたiPhoneが販売されていた、と書かれています。
ソフトバンクでは、契約時に本人確認書類を偽造するなどして、携帯電話機を不正に取得し、これらをインターネットオークション等において、売買している行為を確認しております。こうした行為は、犯罪もしくは犯罪につながる恐れのあることから、これらを防止するため、新たに以下の対策を実施することといたしました。
ですので、もしネットオークションなどでiPhoneを購入する際には、必ず「製造番号(IMEI)」を確認することをオススメします。
特に大手キャリアから購入したiPhoneであれば、製造番号でネットワーク利用制限の状況を確認することができるからです。
大手キャリアの、それぞれの「製造番号(IMEI)」からネットワーク利用制限の状況を確認するには、以下の公式ページのリンクからご確認いただけます。
「製造番号(IMEI)」は、設定画面のiPhoneのダイヤル入力以外にも外箱から確認することができます。
現時点でネットワーク利用制限が掛かっているかどうかは、これで確認ができますね。
2つ目は「支払いが滞っている場合」です。
携帯電話の端末は不正利用の他に「不正に契約している携帯電話」に対しても、ネットワーク利用制限を掛けることができます。
特に前のオーナー様がスマホの分割払いを済ませておらず、代金が支払わずに居た場合は、不正契約となってしまいます。
そのため、ネットワーク利用制限が掛かる状態になる、ということです。
ネットワーク利用制限△とは?
ところで、iPhoneなどの中古携帯電話の販売店では「ネットワーク利用制限△」といった表記などを見かけます。
この「ネットワーク利用制限△」の状態は、先ほど紹介した2つ目の原因である「分割払いで支払いを全て済ませてない携帯電話」のことを指しています。
要するに、分割払い中なので、支払いが滞ったらネットワーク利用制限が掛かる可能性があるので、ネットワーク利用制限△という状態です。
ネットワーク利用制限△のスマホは、中古販売店で販売されることも見かけるため、気をつけて確認する必要があります。
ネットワーク利用制限△のスマホ。メリットとデメリットは?
ネットワーク利用制限△のスマートフォン、普通に考えれば購入する必要は無いのかもしれません。
ですが、ネットワーク利用制限△のスマホでも、購入する際にはメリットが存在します。
ネットワーク利用制限△のスマホを購入するメリットは、なんといっても「値段が通常よりも安いこと」です。
どのくらい安くなるかというと、中古販売店での相場では、ネットワーク利用制限が○のスマホと比較しても、約5,000円ほど割安になります。
特に将来的に使用不可になるわけですから、それを考慮した上で割安になります。
反対にネットワーク利用制限△のスマホを購入するデメリットは、将来的にネットワーク利用制限が×(使用不可)になる可能性があることです。
ちなみに、このネットワーク利用制限が×になったスマホのことを「赤ロム」と言ったりします。
前のオーナー様が支払いをしない可能性がゼロではないため、あり得る話です。
ネットワーク利用制限が×(赤ロム)になる可能性は?
ところで、ネットワーク利用制限△のスマートフォンが×(使用不可)になる可能性は、どのくらいあるのでしょうか?
じつは、スマホの支払いが滞ってネットワーク利用制限が掛かる可能性は、とても低い確率になります。
実際に中古販売店のイオシスによるデータによると、過去2年間(2016年、2017年)のネットワーク利用制限が掛かる確率は、0.037%でした。
逆算すると2700台に1件程度の計算になりますので、限りなく低い確率です。
ですので、中古販売店で格安でスマホを購入したい場合は「ネットワーク利用制限△」のスマホを購入するのも手ではあります。
特に中古販売店でのスマホは、ネットワーク利用制限が掛かったときのために「赤ロム永久保証」といった保証をしているところがあります。
「赤ロム永久保証」とは何かというと、仮にネットワーク利用制限△スマホが赤ロムの状態(ネットワーク利用制限が×の状態)になっても、同等商品と交換できるサービスになります。
特にちゃんとした中古販売店では、ネットワーク利用制限△のスマホを販売している場合は、この赤ロム永久保証が必ず付いています。
(赤ロム永久保証が無くても、ネットワーク利用制限△のスマホを取り扱っていない中古販売店もあります)
そのため、ネットワーク利用制限△のスマホを見かけたら、必ず「赤ロム永久保証」が付いているかどうかを確認しましょう。
最後に、筆者がチェックしたオススメの中古販売店を載せておきます。
あなたの携帯電話選びの参考になれば幸いです。
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